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2005年12月25日 (日)

街角にある心と心のふれ合うスポット

今夜はクリスマスイブ。

街には仲むつまじいカップルが行き交う中、ジョブカフェで遅番の私がひとり座っている。
そんな中ひとりの若者がふらりと立ち寄ってきた。
「就職先を探したいのですが・・・。」

聞けば通信制大学のスクーリングで当地に訪れたもよう。
いろんな職業を転々としながらも職場でのおばちゃんにイジメを受けたり、派遣で働いていた企業にさんざんこき使われて、ひどい仕打ちを受けたりと彼の経歴や苦労話を打ち明けてきた。

ここまではよくある話。

それらが原因でニートや引きこもりになる若者も少なくはない。が、彼の場合はそうではない。色々辛いことや働く苦労を味わって来たのがわかるのだが、彼の生き方にどこか逞しさを感じた。

話しが深まるにつれて、屈託のない笑顔で彼が、ぽつんとこう漏らした。
「実はココは時間つぶしに寄ってみたんですが、今日は本当に貴重な時間が過ごせてラッキーでした。」そんな時にカウンセラーのやりがいを感じる。二人が話しているうちに閉店時刻を30分ほど過ぎていた。

「明日も元気で頑張ってな。」と重たい荷物を持って雑踏の中を力強く歩いていく彼を見送る。すぐ近くでは合唱団の暖かいコーラスの歌声が聞こえている。
今日で私の勤務日も終わり。来年もまた色んな若者達と出会い悩みや様々な人生模様を聴くのだろう。

街角にある心と心のふれ合うスポット。
偶然見つけたかもしれないが、今日来た若者もそんな場所を心の中できっと探し求めてきたのに違いない。

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2005年12月24日 (土)

キャリアカウンセリングと私の仕事(5)

若い方から相談を受ける中で、最近はニート問題があります。これはその本人だけではなくて家族の問題でもあります。親が全てを決めてしまったらいけない。
子どもは子ども自身の意思もあるし、考え方もある。

親 が余りでしゃばり過ぎると、それがうまく行かなかった時に、子どもは自分がどうしていいのか分からなくなります。自分でした事であれば、自分でも納得でき るし悔いは残らないと思います。 私が相談活動を通じて、一番気になるのは ※7親御さんの対応の部分です。

そんな中で、この仕事のやりがいは、やはり相談を受け た方の就職が決まった、あるいは願いが叶った。その時の笑顔だと思います。それが私の喜びになり、支えになっています。

私もまだまだ発展途上で勉強もしなければいけませんが、今、私は「人生負けてたまるか」※8 をキャッチフレーズに、困難があっても自分自身に負けてはいけない。自分の人生ですから、自分に負けてはいけないと考え、微力ながら頑張っていこうと思っています。

※7 ニート問題について
ニートの対策については筆者がニートとその家族の支援を目的に学習会を企画し月に1回程度開催している。

※8 「人生負けてたまるか」
私個人のブログ のタイトルにもなっていた。いまでは別の名前でブログを発信している。

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2005年12月17日 (土)

キャリアカウンセリングと私の仕事(4)

私自身は、家庭環境の関係もあって工業高校を卒業していますので、そのまま工業系の大学あるいは就職をするのが本来順路でしたが、途中で、何かおかしいと 思うようになりました。テストの点は取れるけれど、本当は自分には向いてないんじゃないかと思って、浪人をして文科系の大学に行きました。

何で今更そんな道を行くのかと随分言われました。大学を出て就職をする時も、特に仕事の事、職業の事は考えないまま、入れる所に行ければいいぐらいにしか思って電子事務機器の会社で営業の仕事に就きました。
ここでも、何かまずいかなと感じ始めて商工団体の職員 ※5 に転職しました。

その仕事は、元来凝り性の私の性格に割合向いていましたので、20年勤めて辞めました。以前から、どこかで自分自身が独立するような手がかりを講じていたように思います。
今開業してやっと5年で、まだまだ事業は順調ではありません。
私自身のキャリアそのものが曲がりくねったものですので、最初から計画してやっていく事は賛同できない部分があります。
仕事というのは、最初から全てが分かるわけではなく、何かをやり始める、仕掛け始めて、自分自身の生き方ややりがいを求めていくのが本来だろうと思います。
どちらかと言うと、自分の意思よりは、偶然的に出会う確率の方が高いのではないかと、私は思います。
ア メリカの心理学者クランボルツ ※6 が数年前から提唱していますが、キャリアというのは偶然的に訪れる。その中で、いかにしてチャンスを捕らえて、全力 で獲得して行動することが一番大事である。思えば、私自身のキャリアもそうかなと感じますが、しかし、その理論の裏には、ある程度の自分の行動の積み重ね が必ずあります。
自分で気づかなくても、チャンスを引き入れるような行い、努力の積み重ねが、自分で自分のチャンスを引き入れていく、キャリアものにしていくという考え方が、理論の背景にある。
この考え方が、つまり私がキャリアカウンセリングを行う一つのベースになっています。

商工団体の職員 ※5
商工会経営指導員(研修生期間含む)として1980年4月より2000年3月まで勤務した。

クランボルツ ※6
John D.Krumboltz スタンフォード大学教授として教育学・心理学を教える。
臨床場面における学習理論からのアプローチを提唱される他近年では、1999年にPlanned Happenstance Theory 偶発的計画性理論 を発表されている。

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2005年12月15日 (木)

キャリアカウンセリングと私の仕事(3)

このジョブカフェでの仕事は一瞬成功を収めたかのように見えましたたが、いろん事もあってNPO法人の自立性が失われると思いましたので、自らその職を降りることとしました。
それと私は本来キャリアカウンセラーとして、若年者や県下各地に出向いて相談を受ける。つまり現場での仕事がしたかったわけで、センター長のような役職は苦手でした。そこで、今年4月にセンター長を退き、ジョブカフェではカウンセラーとしてのみ関わっています。

今月、労働局で初めて、県下のハローワークの職員を対象にキャリアカウンセリング研修 ※4 が行われました。 従来、窓口で紹介業務や就職相談の対応をしている職員に、これからはキャリアカウンセリングの能力を付けさそうということで、国がこの事業を始めました。

私もその研修の企画、運営、講師までを担当させて頂いていますが、その中で感銘する事は、ハローワークの職員さんは、現実的にいろんなジレンマを感じている事があるようで、また私どもが当初考えていたよりずっと意欲的であったことは驚きました。

高いスキルとのみこみ能力が優れていまして、今後にあたりその研修の成果が非常に楽しみです。そのカウンセリング能力を日々の相談業務に活用して頂きたいと思います。

キャリアカウンセリング研修 ※4
公共職業安定所職員を対象として、コミュニケーション能力を高め、職業相談技法等のスキルの向上を図るととも に、公共職業安定所こおけるキャリアコンサルタントの養成を図るため、「キャリア・コンサルタント能力評価試験」の指定を受けている試験の受験資格が得ら れる研修の実施を民間教育機関に委託するものとして、3ヶ月間の通信教育と7日間のスクーリング研修を行なっている。 県下では今年初めて17年9月 から12月まで実施されている。

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2005年12月14日 (水)

キャリアカウンセリングと私の仕事(2)

3,4年前に、この県にある地方の町に誘致されていた大企業系列の工場で大量の失業者が出ました。

その方達の再就職支援をした ※2 のがきっかけで、私はキャリアカウンセラーの仕事をするようになりました。
当時は、地元で高校を卒業して、大企業の系列の会社に入って何とかやっていけば、大体が定年までいける時代でした。ところが突然、景気の低迷等のために工場が閉鎖されてしまいました。ブルーカラーの方がほとんどでしたから、すぐに他に通用し得る能力も持っていないし、今までそんな事を考えたこともなかった。

幸いにも会社の方に、比較的大きな基盤がありましたので、再就職支援という体制を取って、私達専門家が委託されて月に1、2回程度カウンセリングをして、適性や職務経歴等を調べたり、履歴書などの応募書類の点検や面接の訓練などをして、従業員の方の再就職支援のフォローアップまでを行いました。

その仕事が終わった時、私自身がこのままでは終わりたくない、地域の中で自分がやれる事をやりたいと思うようになり、こういった分野では県下で初めてのNPO法人を作りました。まだ全国的に見ても数少ない状況でもありました。ある県の方からキャリアコンサルタント系のNPO設立の相談も受けたこともあります。

当初は同じ資格を持った仲間に呼びかけて、ボランティアで街頭での相談などをしていく中で、昨年5月末にこの県で若者就職支援センター「ジョブカフェ」 ※3 ができました。そこに私達は相談業務として委託され、私はセンター長として関わってきました。

オープンした昨年はお陰様で順調な滑り出しで、毎日40~50名の来場者があり、12月には来場者1万人達成イベントを行いました。

活動を精一杯努力して続けてきた甲斐があったかと、私はその時に思ったのですが・・・・。

再就職支援 ※2
 アウトプレースメントともいわれ、リストラなどの退職者に対して就職活動のフォローを主にカウンセリングから求人紹介まで一環しておこなっていた。

ジョブカフェ ※3

全国各県に若者の就職支援のためのワンストップサービスセンターとして設置されています。「ジョブカフェ」は若者のためのスペース。就職に関する情報提供をはじめ、様々な相談から職業紹介までを行い若者の就職を支援しています。

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2005年12月13日 (火)

キャリアカウンセリングと私の仕事(1)

皆さん、こんにちは。キャリアカウンセラーの「たけ」です。
これから、キャリアカウンセリングというものと私の仕事についてお話ししてみたいと思います。感想など聞かせて頂ければ嬉しいですね。

皆さんにとって、キャリアカウンセリングという言葉は聞き慣れない言葉だと思います。私自身もこの世界に入って数年ですが、日本でもようやく定着しはじめ、今後、キャリアカウンセラーあるいはキャリアコンサルタントを5万人に増やしていこう  ※1 という段階です。

キャリアには狭義と広義の意味があり、狭義では、職業、職位、履歴、進路といった意味で使われますし、中央の官僚に対しても使われることがあります。広義では、生涯を通じて高められる個人の職務、能力、生き方、あるいはその人の職業人生全般を言うこともあります。単に求人があったからその職業に就くということではなくて、自分は一体どこからきて、どのように考えて、どういう方向に進みながら、自分はどういう良さを高めていくのかといった所まで広く考える意味もあります。

私達キャリアカウンセラーは、その人の人生、生まれて今まで歩んできた生き方にまで踏み込んで、人の話を聞き、相談相手になります。では、私達が何でもできるのかというとそうではなくて、やはり主体はその個人の方です。その人が、私達との面談を通じて、自分で気づかなかった部分、思いつかなかった部分を徐々に明らかにしていって、自分で進んで行動をするように働きかけていくのが私達の役割です。

あくまでも私達がリーダーシップを握るのではなく、マラソンの帆走者のように、励ましたりヒントを与えたり、援助をしていく立場です。

キャリアコンサルタントを5万人に増やしていこう ※1
在職者や求職者が、自らの職業生活設計を踏まえた的確な職業選択や職業能力開発を効果的に 行えるよう、これら在職者や求職者の相談に応じる(キャリア・コンサルティング)ことにより、これらの者の雇用の安定・拡大や円滑な再就職及び労働移動を 積極的に支援することが必要とされ、そのキャリア・コンサルティングを担う人材の養成が急務であり、厚生労働省が全国で5万人キャリアコンサルタントを養 成する計画を打ち出したことによる。

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2005年12月10日 (土)

『親子で語ろう、気になるニート』トークカフェ

※ニート問題に関心のある方にお知らせ頂ければ幸いです。

PDFのファイルをこちらにおいてあります。

ご覧いただければ幸いです。

なお、若者の人間力を高める国民会議のホームページにも
『親子で語ろう、気になるニート』トークカフェ
がイベント紹介されています。

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『親子で語ろう、気になるニート』トークカフェ へのお誘い
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うちの子ってニートかも?

こんな悩みや疑問をキャリアカウンセラーと一緒に考えてみませんか?

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私たちはキャリア・カウンセリングをとうして、ニートの方やそうであった人たちに接しています。
 
ニートのお子さんのことでお悩みの保護者とお会いしてご相談を受けたり、お電話をいただいたりして、お一人で悩みをかかえられている姿や切実な場面を見ることがあります。
 
ニートやフリーターを正しく理解されていない一部の方々が差別意識や偏見をお持ちになっていることも憂慮しています。
 
いろんな要素や社会のひずみが、この問題をさらに複雑化し生み出しているともいえます。また誰もがけっして人ごとではないのを感じ始めているのではないでしょうか。

私たちカウンセラーが自分たちが今できることの一歩としてこのたびの試みを始めてみることにしました。当事者か否かを問いません。
この機会を通じいろんな立場の方とご一緒に自分たちが出来ること、活動できることやその支援策を考えていただければ幸いです。

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『親子で語ろう、気になるニート』トークカフェ

日時:平成17年12月20日(火)18:00~20:30頃まで

場所:高知市帯屋町2-5-23 メフィストフェレス 2F

参加費:無料 ドリンク代(実費)

問い合わせ先:
   NPO法人ハート・リンク・コミュニティ

       お問い合わせはこちらから 

運営協力:キャリアサポートセンターWG
        高知県情報生活維新協議会17年度選定WG
        「キャリアのE-ラーニング」 実験サイト
    (近日公開準備中)

電話:088-882-6015
    (※17時から21時迄)

受付:お申込みは こちらから カンタンに出来ます

担当:清水または竹内

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